ロッテルダム世界選手権現地レポート(女子予選5班)
現地10月16日女子予選5班。注目は跳馬スタートのオーストラリア。
■オーストラリア
<跳馬>
BONORA(北京オリンピック団体6位・個人13位)、ユルチェンコ1回ひねり(着地後ろにとぶ、足割れ)。
BRENNAN(北京オリンピック団体6位)、伸身ツカハラ1回ひねり(着地後ろにとぶ)。
MITCHELL(北京オリンピック団体6位、09ロンドン世界選手権平均台2位・ゆか2位、08W杯決勝平均台1位)、ユルチェンコ2回半ひねり(着地後ろにとぶ)。14.733。
LITTLE(1994年生)、ユルチェンコ2回ひねり(着地大きく前にとぶ)。
WHEELER(1994年生)、前転とび前方屈身宙返り(着地前に数歩移動)。
スタート種目としてはまずまずのでき。56.798で日本よりもチーム得点を獲得。
<段違い平行棒>
BONORA、コマネチ成功、ほん転、車輪ひねり、車輪ひねり大逆手車輪、前方かかえ込み2回宙(着地止める)。
LITTLE、後方伸身2回宙の着地をまとめる。
MITCHELL、シュタルダーひねり~イエガー、フット1回ひねり~前振りひねり下移動倒立~シュタルダー前振り出し上移動、フットひねり~前方か(着地少しとぶ)。かえ込み2回宙
MILLER(09ロンドン世界選手権段違い平行棒7位)、フット1回ひねり~ギンガー、前振りひねり下移動倒立~シュタルダー前振り出し上移動、フットひねり~イエガー、シュタルダー1回ひねり~月面着地を止める。
WHEELER、シャポシニコワ~ほん転~トカチェフ(落下)、後方屈身2回宙(着地前へとぶ)。
チーム得点段違い平行棒55.557、合計112.355。ここで大幅に日本を上回る。
<平均台>
LITTLE、開脚前宙~後転とび~後方開脚宙、交差ウルフとび(?、ユニークなジャンプ)~開脚ジャンプ~後方宙、後方かかえ込み2回宙着地1歩。
BRENNAN、開脚前宙、側宙系、屈身2回宙の着地を止める。
BONORA、交差とび~後方宙、開脚前宙~後転とび~後方開脚宙、オノディ、側宙、ロンダート~後方屈身2回宙(少しとぶ)。
MITCHELL、後転とび連続~後方閉脚伸身宙返りで大きくバランスを崩す、しゃがみ立ち3回ターン成功。
WHEELER、しゃがみ立ち1回ターン、後転とび~後方宙、ジョンソン、かかえ込み側宙、後転とび連続~後方屈身2回宙(着地後ろにとぶ)。
平均台でもチームとしての好調をアピール。57.098。
<ゆか>
BONORA、後方宙2回ひねり、片足上3回ターン、後方宙1回半ひねり~ロンダート~後転とび~後方宙1回ひねり、後方屈身2回宙の着地で弾む。
LITTLE、月面、後方かかえ込み2回宙、片足上2回ターン、後方宙1回半ひねり~ロンダート~後転とび~後方宙2回ひねり(ライン減点0.1)、後方屈身2回宙(後ろにステップ)。
BRENNAN、月面、後方かかえ込み2回宙、伸身前宙~前宙1回ひねり~ジャンプ、後方屈身2回宙(少しとぶ)。
MILLER、片足上3回ターン(いい実施)、伸身前宙~前宙1回ひねり、後方かかえ込み2回宙(数歩下がりライン減点)、前宙1回ひねり~前宙、後方宙2回半ひねり~ジャンプ。
MITCHELL、後ろとびひねり前方かかえ込み2回宙~ジャンプ、屈身月面、後方宙2回半ひねり~伸身前宙、後方屈身2回宙(後ろにとぶ)。
ゆか55.332、合計224.785。個人でもMITCHELLも57.865を獲得して4位に。今大会、オーストラリアはMITCHELLを中心にチームとしていいまとまりを見せた。
■ギリシャ他
BISMPIKOU(05メルボルン世界選手権個人15位)、平均台でコチェトコワ~後転とび~後方開脚宙を成功。
暫定団体順位は、1位中国(233.778)、2位ルーマニア(228.495)、3位オーストラリア(224.785)、4位イタリア(219.179)、5位日本(218.895)、6位ブラジル(217.130)、7位ウクライナ(213.945)、8位ポーランド(206.770)、9位ギリシャ(206.154)、10位ベラルーシ(197.127)、11位スロベニア(196.162)、12位イスラエル(193.379)、13位デンマーク(178.362)。