W杯フランス国際現地レポート3
4月10日(土)、予選競技が行われた。ワールドカップシリーズ大会の中でも各種目の出場選手数が多く、ゆか34名、あん馬38名、つり輪31名、跳馬21名、平行棒39名、鉄棒、42名が最終エントリーに名を連ねた。予選競技から隣接された練習会場でウオームアップを行い進行に合わせて本会場入りし競技前のアップなしの競技であった。その為か全体的にも失敗をする選手が多くみられた。
中瀬選手は、平行棒で落ち着いた演技でドミトリェンコ、モリスエ、前方宙返り開脚抜きをこなしFokin選手(ウズベキスタン)についで2位で通過した。ゆかと鉄棒では小さな演技の乱れがひびき予選通過にはならなかった。
内村選手は、あん馬、つり輪、鉄棒に出場した。あん馬では新たにシュピンデルを構成に組み入れたが後半旋回が失速してしまい落下してしまった。つり輪も後ろ振り上がり十字倒立を組み入れDスコアを上げ4位で予選を通過した。鉄棒は昨年の全日本で失敗をした演技構成であったが無難にまとめ予選1位で通過した。しかし、アメリカのHortonn選手やオランダのZonderland選手は決勝ではDスコアを上げて演技することが予想されるので予断を許すことはできない。
各種目の上位選手は以下の通りであった。
ゆか
1位 Hypolito(BRA)15.625
2位 Shatilov(ISR)15.250
3位 Kosmidis(GRE)15.200
あん馬
1位 Tommasone(FRA)15.425
2位 Seligman(CRO)15.200
3位 Beroncelj(SLO)15.050
つり輪
1位 Ait Said(FRA)15.450
2位 Kurbayev(KAZ)15.200
3位 Fokin(UZB) 15.100
跳馬
1位 Valeiev(KAZ)16.075
2位 Botella(ESP)15.775
3位 Hypolito(BRA)15.738
平行棒
1位 Fokin(UZB) 15.500
2位 中瀬(日本) 15.325
3位 Tsolakidis(GRE)15.275
鉄棒
1位 内村(日本) 15.375
2位 Horton(USA)15.175
3位 Martinez(ESP) 15.050