モントリオール国際現地レポート4
<種目別決勝1日目>
■ゆか
菊池収祐 1位 15.400
渡邊恭一 2位 14.750
菊池、後ろとびひねり前方伸身2回宙返り(タマヨ)前一歩、伸身ムーンサルトからの前方宙返り支持が決まって大歓声、最後の伸身2回宙返りまできっちりまとめて15.400。
渡邊、最終演技者で注目を浴びる中、非常に丁寧な実施で菊池とのワンツー達成。
■あん馬
亀山耕平 3位 14.100
渡邊恭一 5位 13.100
亀山、シュピンデルでポメルに足をぶつけて惜しくも落下。やり直しからまとめて3位。
渡邊、粘って演技を続行したものの惜しくも終末技の倒立が馬体を越えられず終了。
■つり輪
亀山耕平 3位 13.700
前半の中水平の実施は非常に良かったものの、ヤマワキで停滞し、ホンマ十字に持ち込めず惜しくも停止。あとをきっちりまとめ3位に踏みとどまる。
<種目別決勝2日目>
■跳 馬
菊池収祐 2位 15.900
1本目ドリッグス(D:6.6)着地1歩、うまくまとまったいい演技。16.100。
2本目ローウン(D:6.2)着地ほぼ止めて納得の15.700。
地元カナダのNathanGafuik選手がシューフェルトで16.150、ローチェで15.900を獲得して1位に輝いた。
■平行棒
渡邊恭一 1位 14.750
Dスコア5.6。棒下宙返りやチッペルト、車輪など丁寧な実施を見せて14.75を獲得。ライバルたちの失敗の多い種目であったが落ち着いて確実に演技した渡邊選手の勝利。
■鉄 棒
亀山耕平 1位 14.200
渡邊恭一 4位 13.800
渡邊選手、屈身コバチ、かかえ込みコバチと決まったが、コールマンで片手が外れて惜しくも停滞。アドラー1回ひねりが流れたものの着地を何とかまとめて13.800。
亀山選手、コールマンなどを丁寧な実施で捌き、伸身ムーンサルトの着地が大きく動いたもののこらえて14.200。最終演技者のPEGAN選手が着地を失敗して14.100となり、亀山選手が1位を獲得。
以上のように、1日目の菊池選手のゆか1位に続いて、渡邊選手の平行棒1位、亀山選手の鉄棒1位と、3選手がそれぞれ一つずつ金メダルを獲得して終了することができました。それぞれがこれから始まる2010年シーズンに向けていい経験と自信を持ち帰ることができたと思います。これからも応援よろしくお願いいたします。
菊池選手ゆか表彰
渡邊選手平行棒表彰
亀山選手鉄棒の演技
金メダルを獲得した3選手