豊田国際1日目記者会見

報告者:

■沖口誠選手
 全日本選手権が終了して少し気がゆるんでいましたが、優勝できてよかったです。演技としては、全日本と同じところでミスを出したことが反省点ですが、首の痛みがとれて演技できることがうれしいです。
■内村航平選手
 練習不足もあり全体的に着地をまとめられなかったのが反省ですが、美しさはアピールできたと思っています。また、3節目で着地を決めた時、会場がわっと湧いて気持ちよかったです。体調はそれほどいいわけではなく、豊田に入って練習し、何とかゆかはできそうな感じだったので、ゆかの出場を決めました。他の種目については、想定外の動きの悪さもあって欠場します。大会としてはこれが最後になりますが、今年を振り返ると2、3年分は経験したような内容の濃い年でした。今日引退演技を終えた鹿島選手には、アテネの時に感動をもらって、北京という同じ舞台で一緒に演技できて、とにかく「お疲れさま」という言葉と「ありがとう」という言葉を伝えたいと思います。
■中瀬卓也選手
 A得点がそれほど高くないのでB得点勝負で結果を出せてよかったです。全日本選手権で3日間の試合をしてきたため、その後、すぐにある大会に合わせるのは厳しく、力技など静止時間不足でしたが、スイング系と下りの着地を止められたことがよかったです。特に北京オリンピックの6-3-3の団体決勝で着地を止められず悔しい思いをしていたのでそれが少し晴らせました。
■鹿島丈博選手
 最後にすごいいい演技ではなかったですが、自分では満足のいく締めくくりでした。この豊田国際に出場して、たくさんの方々に応援されることを本当にうれしく感じました。ウゴニアンのところでバランスを崩しましたが、落ちるのはいやだなと必死でこらえて立て直しました。最後という思いがなければ落ちていたと思います。北京オリンピックで引退を考えていましたが、いろいろな方々と相談して国内で、自分の得意種目で区切りをつけることを決めました。体操とともに歩いてきた25年間はとにかく幸せでした。ありがとうございました。
引退セレモニーでの鹿島選手