カタール国際、冨田選手鉄棒2位(差換)
本日(6日)最終日、決勝後半競技が終了しました。昨日のゆか銀メダルに引き続き、沖口選手が跳馬で銀メダルを獲得、最終種目の鉄棒で冨田選手が銀メダルを獲得する事が出来ました。結果は、以下の通りです。
跳馬:1位ポペスク(ルーマニア)16.137 2位沖口(日本)16.037 3位リベラ(プエルトリコ)16.000 5位中瀬(日本)15.750
平行棒:1位フェン・ゼ(中国)16.400 2位ペトコフセク(スロベニア)16.150 3位クシェラ(フランス)16.050 4位田中(日本)15.925
鉄棒:1位グォ・ウェイヤン(中国)15.950 2位冨田(日本)15.700 3位リゾ(オーストラリア)15.650 4位田中(日本)15.250
まず、跳馬の沖口選手ですが、1本目の「ロペス」、2本目の「伸身クエルボ1回ひねり」を着地までまとめる素晴らしい跳躍でした。中瀬選手も素晴らしい跳躍でしたが、2本のA得点合計が上位3名より低く5位。
平行棒の田中選手は、持てる力を十分発揮しましたが、惜しくも僅差の4位。
最終種目の鉄棒は、冨田選手が5番目に演技を行いました。若干慌ただしくなる部分もありましたが、2種類の手放し技を決め、着地もまとめ銀メダルを獲得。最終演技者で行った田中選手も、途中で停滞しそうになりましたが無難に演技して、今回から初めて演技に取り入れた終末技「後方伸身2回宙返り3回ひねり(F難度)」も成功させましたが、平行棒に引き続き4位でした。
4名の選手は、非常に素晴らしい演技を行い、地元の新聞紙等にも大々的に掲載されるほどでした。1ヶ月後に控えた「北京オリンピック第2次選考会」に向けて頑張りますので、引き続き応援宜しくお願いします。
■選手のコメント
冨田選手「あん馬で失敗をしましたが、全体的に動きも良く、試合感をつかむ事が出来ました。これを2次選考会に生かしていき、良い演技が出来るように頑張ります。」
中瀬選手「今回の試合では、4種目に出場する事が出来、その内3種目で決勝に残り演技をする事が出来たので、2次選考会に向けて良い試合が出来たと思います。しかし、ゆかでミスを出したり、跳馬と平行棒の着地で乱れるなど反省点も多かったので、2次選考会に向けてしっかりと調整していきます。」
田中選手「あん馬・平行棒・鉄棒に出場し、各種目ごとに目的を持って演技をする事が出来ました。決勝に進出した平行棒と鉄棒が4位となり、非常に残念でしたが、2次選考会前にとても良い経験が出来ました。この経験を生かし頑張ります。」
沖口選手「今大会は、2次選考会前に試合感を取り戻す為の試合と思い臨みました。予想以上に良い結果が出せたので、満足しています。2次選考会では、今大会以上の演技が出来るように頑張ります。」