スポーツ選手活用体力向上事業報告:大阪

■講師 田中光(流通経済大学)
■場所 大阪府豊中市立 庄内西小学校
■期日 2010年11月1日(月)
■対象 小学1年生~5年生  約250名
■趣旨
 本校の児童は地域の環境や安全面等の様々な要因により、日常の外遊びなどによる運動機会も少なく、運動不足であったり、運動遊び・スポーツに取り組む意欲が少ない傾向があったりという課題がある。そこで、本事業を実施し、スポーツ選手のパフォーマンスを間近に接し、話を聞き、指導を受けることを通して、運動することの大切さを実感させる。また、運動・スポーツに対する意欲のさらなる向上をめざすとともに、本教室で選手とふれあうことにより、運動習慣の定着を図り子どもたちの体力向上につながる大きなきっかけとすることを目的とする。
■事業内容(プログラム)の紹介
10:40 教室開始 開会行事 (講師入場・あいさつ)
10:45~11:25 1年生~5年生実技指導
11:30分~12:00 5年生マット運動と跳び箱の実技指導
11:55 閉会行事 (お礼のことば・講師のまとめの話・おわりのあいさつ)
12:30 5年生と給食
13:00 終了
■報告・感想
 初めの1年生~5年生までの全体指導では、一に運動量、二に様々な運動形態の習得、を考慮したリズム体操を実施した。特に小学低学年の反応が良く、大変やりがいがあった。模範演技は、マットの基本技とバクテン、宙返り、床実施のトーマス~倒立などを行った。その後5年生へのマットと跳び箱指導は、兼ねてから私が提案しているマットを使用しての一斉指導型のプログラムを展開した。まず、マットを使用しての陸上の足る練習、立ち幅跳びで遠くへ跳ぶ練習をウォーミングアップとして実践し、その後に、そくてん、開脚前転、後転の指導を行った。また、跳び箱は、開脚跳びのみを行った。時間が限られていたため、多くのことはできなかったが、5年生の話を聞く姿勢が抜群によく、普段からの先生方のご指導の丁寧さに心が響いた。今事業を通して、私自身が子どもから大変パワーをいただいたのと、また教育現場に関わる幸せをさらに実感させていただいた。