スポーツ選手活用体力向上事業報告:東京
■講師 笹田 弥生
■場所 足立区立上沼田小学校
■期日 平成22年11月2日(火)
■対象 小学4年10名、小学5年18名、小学6年28名、計56名
■趣旨
経験のあるトップアスリートによる運動指導により、器械運動の楽しさを体験することで、一生涯にわたる運動習慣への関心を高め、学校生活に意欲的に取り組む体力と態度を身に付けることを目的とする。
■事業内容(プログラム)の紹介
準備運動 音楽を利用したリズム体操。
基本運動の確認 マット運動で特に重要な、ゆりかご運動、カエル倒立、カエル倒立足裏たたき、柔軟運動をしながら確認。
マット運動 前転を中心に、跳び箱の1段、踏み切り板の障害物を組み入れて、変化のある前転及び前転開脚、後転など行った。倒立の導入。側転。ブリッジまで。
発展の運動の紹介 ハンドスプリング、ヘッドスプリング
■報告・感想
上沼田小学校では学校全体で、コーディネーション学習を取り入れているということで、当日実技指導を行った中高学年4,5,6年生はとてもよく動くことが出来、指導する側もとてもやりやすかった。基本回転の前転は皆きれいに起き上がることが出来、前転開脚も柔軟性が乏しいながらも何とか起き上がれる生徒が殆どだった。後転も少し段差を利用したがお尻をしっかり上げられ回転を終了させることができる子が多く基本運動の質の高さが感じられた。
回転系が十分に習得できることで、当日は行えなかった鉄棒でも多くの生徒が逆上がりを会得できる準備が出来ていると推測される。
側転ではしっかり腰の伸びた大きな側転を見ることが出来て、学校で取り入れているコーディネーション学習の成果が出来ていると感じた。
今後につながる器械運動への学習法や、さらに発展できる技をデモンストレーションを交えながら紹介して終了した。