スポーツ選手活用体力向上事業報告:静岡

1)講師:水鳥舞夏
2)場所:御殿場市立玉穂小学校 体育館(静岡県御殿場市)
3)期日:9月17日(月)
4)対象:年中11名 年長12名 1年生6名 2年生3名 3年生9名
5)趣旨
 トップアスリートが自らの豊かな経験と卓越した技術をもとに、講話と実技指導をおこない、子ども達に体を動かすことの楽しさや正しい生活習慣を身につけることの大切さ、スポーツのすばらしさなどを伝え、主体的にスポーツに親しむ態度や習慣を身につけることを目的にします。
6)事業内容 
 ・講話「体を動かすことって楽しい!!」
 ・実技指導 マット
 ・クールダウン
7)報告・感想
 今回は、1つの小学校、幼稚園・保育園の生徒ではなく、御殿場市および近隣市町村の小学校1~3年生の児童、幼稚園児・保育園児が集まって教室が行われた。体育館に入ってくると、教室が始まる前から子ども達は元気よく走り回って遊んでいた。
 小学生、幼稚園・保育園の列に分かれて並ぶと、さっきまでの楽しそうな表情ではなく、少し緊張した表情になった。けれど、講話が始まり、私が「何かが出来たときってどんな気持ちになるかな?」と聞くと一斉に「嬉しい気持ち」「楽しい気持ち」と元気な声が返ってきて、子どもたちの表情がまた笑顔になった。今日は、体操選手のような美しい前転のやり方を覚えること、知らないお友達がたくさんいるから、新しいお友達を1人でも作って帰れるようにしようと言う話をして、講話を終了した。
 準備運動を音楽に合わせて行うと、後ろで見ていた保護者の方々も一緒になって楽しそうに動いてくれた。マットでは、幼稚園児・保育園児に合わせて小学生も起き上がる練習から始めた。ほとんどの小学生がさっと起き上がることが出来ていたので、膝にタオルを挟んで足をしっかり揃えて起き上がる練習をした。タオル無しでも、多くの生徒が体操選手のような美しい前転が出来るようになった。幼稚園児・保育園児は、上手に起き上がれなくてもさっと立って、体操選手のようにポーズをし、楽しそうに前転の練習を頑張っていた。
 「後1回で終わり」と言うと、幼稚園児・保育園児からは「え~」と言う叫び声が返ってきて、小学生からは「やだ~後10回」など、まだ練習したいと言うような言葉がたくさん返ってきた。体を動かすことが楽しいと感じてくれたこと、もっとたくさん練習したいと言う子ども達の反応が、とても嬉しかった。