スポーツ選手活用体力向上事業報告:埼玉
■講師 水島宏一
■場所 埼玉県所沢市立牛沼小学校
■期日 2011年9月9日
■対象 6年生 91名
■趣旨
児童は運動をよくすることそうでない子供の二極化傾向が顕著である。そこで、本事業によりスポーツ選手の講話・実演・実技指導等をとおしてふれあうことによりスポーツが本来持つ楽しさを経験し、普段運動をしない子供たちが今後、自主的にスポーツを行うきっかけをつくることを目的とする。
■事業内容(プログラム)の紹介
跳び箱運動:切り返し系の開脚跳びと回転系の台上前転
はじめに「スポーツについての楽しさ」について講話を行い、その後、準備運動、そして開脚跳び班と台上前転班に分かれ跳び箱運動を行った。まず、ステージを活用して蹴ってから着手するまでの空間作りと着地の仕方を練習した。その後、開脚跳び班、台上前転班ともに体を慣らすために数回、開脚跳びと台上前転を行った。ただし、台上前転班は1度、マット上で前転を行った。慣れたところで、開脚跳び班は、跳び箱を押す感じをつかむために2人組で馬跳びを行い、着地前に顔の前で手を叩く練習をした。台上前転班は、着地を意識しやすいようにフラフープを着地地点に置き、フラフープの中で着地を止めることができたら1点というように点数を付け、グループで競争した。
児童全員、諦めることなく一生懸命に活動していた。活動の中でも友だちが着地する瞬間「着地!」と声をかけて応援するように伝えると、みんなが大きな声で「着地!」と叫び 体育館中に声が響き、活気が出て、さらに動きが活動的になった。
事業終了後、6年生とランチルームで一緒に給食を食べた。そこでは、体育館とは違った子どもたちの一面が見ることができた。
■報告・感想
牛沼小学校6年生は、前日まで日光に移動教室へ行っていたのにもかかわらず、非常に元気に、そして大きな声で挨拶をしてくれ、本当に気持ち良く本事業をすすめることができた。また、跳び箱の苦手な児童も諦めることなく、自分のできる範囲で一生懸命取り組んでくれた。また、先生方も跳び箱の横につき、適確な補助をして、怪我なく事業を終える手助けをしていただいた。本当にありがとうございました。