スポーツ選手活用体力向上事業報告:静岡

1.静岡県下田市 浜崎小学校
■期日 平成22年10月14日(木)
■指導対象生徒 低学年~高学年(142名)
■浜崎小学校趣旨
 一流競技者の演技を見たり、指導してもらったりすることで、競技への興味関心を高めたり、技能を高めたりすることができる。
■報告
 今回は3コマ(低学年)1~2年生(中学年)3~4年生(高学年)5~6年生を分けた形で行う。全学年一同が体育館に待機しており、期待と不安、興味を持った表情で温かく講師を迎えてくれた。校長先生より紹介頂き、続いて全学年に対し講話に入る。自分の得意なことや楽しいと思うことを長く続けることは将来の成功につながる・・・・私の体験談とイチロー選手の例を引用し具体的な話を面白く、できるだけ分かりやすく短く話をした。非常に興味を持って話を聞いてもらえたと感じている。
<指導>低学年・中学年・高学年(共通)※指導法・話法は変える。
 補助運動~柔軟で汗をかき、体操的で簡単な姿勢の訓練を行い、全体のウオーミングアップとした(集団指導)。種目はマット運動と跳箱(体育館のステージを利用する)
・マット運動
 補助運動でも行ったが、倒立の感覚練習として、膝を抱え込んだ姿勢で両足踏切の『おだんご倒立』を実施。逆さになることに恐怖心を持っている児童も積極的に行っており、最後は自然に通常の倒立練習(補助付き)が出来ていた。また、抱え込み姿勢の倒立を練習させていると、両肩に自身の体重を乗せることの出来る児童は一人で足を伸ばしバランスのとれた倒立を行っていた。他に、前転(ゆりかご~立ち上がり、中腰~着手の仕方、前転~体操座り)部分練習をし、自然にスムーズに出来るように指導。
・跳箱
 体育館のステージを利用して跳箱運動を行った。実際の跳箱では着手する部分が限られているのと、高さによる恐怖心を取り除くため、ステージを利用した。また、ステージを利用することで運動量を増やせた。児童は思い切って走り、高さのある跳躍が出来ていた。最終的に開脚跳び姿勢の練習をし、台上前転はチャレンジとして自信のある児童をピックアップして行ったがほとんどの児童がチャレンジし成功させていた。楽しい雰囲気と真剣に取り組む子ども達の表情は非常に頼もしく見えました。
2.静岡県沼津市 内浦小学校
■期日 平成22年10月18日(月)
■指導対象生徒 10:00~低学年(1年・2年・3年)、11:10~高学年(4年・5年・6年)
■内浦小学校趣旨
 体育的な活動には、全校児童が一生懸命に取り組むことが出来る。ただ、ドッジボールなどの特定な運動種目への取り組みが目立ち、その他の種目へはあまり自主的に取り組む姿が見られない。そこで、トップアスリートからの指導を受けることで、いろいろな競技への興味、関心を持たせることを狙いとする。
■報告
 今回は2コマ(低学年)(高学年)を分けた形で行う。
 はじめに低学年児童が体育館に整列し、期待と不安な表情を浮かべながらも拍手で温かく講師を迎えてくれた。校長先生より紹介頂き、続いて講話に入る。1コマ目の対象が低学年と言うこともあり興味を引きそうな内容(頑張ると楽しい事がたくさんできる・・・イチロー選手の話)等々でできるだけ短く話しをし、早々指導に入る。
 2コマ目は高学年を対象に講話。(楽しいことを長く続けることは一つのことを成功させるコツ・・・・イチロー選手の10年連200本安打はシーズン200本ヒットを打つのも大変なことであるが、10年続けたことが何よりも凄い・・・続けることの大切さを話す)高学年ともなると真剣に話を受け入れているようだった。
<指導>低学年・高学年(共通)※指導法・話法は変える。
 補助運動~柔軟で汗をかき、体操的で簡単な姿勢の訓練を行い、全体のウオーミングアップとした(集団指導)。種目はマット運動と跳箱(体育館のステージを利用する)
・マット運動
 補助運動でも行ったが、倒立の感覚練習として、膝を抱え込んだ姿勢で両足踏切の『おだんご倒立』を実施。逆さになることに恐怖心を持っている児童も積極的に行っており、最後は自然に通常の倒立練習(補助付き)が出来ていた。また、抱え込み姿勢の倒立を練習させていると、両肩に自身の体重を乗せることの出来る児童は一人で足を伸ばしバランスのとれた倒立を行っていた。他に、前転(ゆりかご~立ち上がり、中腰~着手の仕方、前転~体操座り)部分練習をし、自然にスムーズに出来るように指導。
・跳箱
 体育館のステージを利用して跳箱運動を行った。実際の跳箱では着手する部分が限られているのと、高さによる恐怖心から思い切った運動が出来ないと感じ、ステージを利用した。また、多くの児童を練習させるには跳箱の数に限度があるため、ステージを利用することで運動量を増やせた。ステージと床面からの高さは、小学生用跳箱6段相当になるが、踏み切り板を利用しステージに上がることが出来れば落ちる心配が無いので、児童は思い切って走り、高さのある跳躍が出来ていた。最終的に開脚跳び姿勢の練習をし、台上前転はチャレンジとして自信のある児童をピックアップして行ったがほとんどの児童がチャレンジし成功させていた。非常に積極的な姿勢に驚かされた。