スポーツ選手活用体力向上事業報告:東京
1)講師 笹田 弥生
2)場所 葛飾区立水元幼稚園
3)期日 平成22年10月21日(木)
4)対象 年小(4歳児)22名、年長(5歳児)30名、計52名
5)趣旨
スポーツ選手の遊びを取り入れた様々な指導を行うことで、身体を動かす事の楽しさを十分に体験させ、運動遊びへの興味・関心を高め、意欲的に取り組む生活習慣と体力を身に付けさせることを目的とする。
6)事業内容(プログラム)の紹介
・準備運動
いくつかの基本的な動きを動物の名称等に例えて覚えてもらい、音楽をかけている間に、かけっこや台登りの合間に動いてもらった。
・マット運動
幼稚園児なので、導入に必要となるだるま起き上がりや、カエル倒立などを説明し、この2つを少し練習してから、4つのグループに分けて主に前転に取り組んだ。高さの変更できる台や平均台なども利用して、様々な前転の体験なども組み入れた。
・整理運動
音楽を利用したリズム体操
7)報告・感想
今回の対象は幼稚園児ということで、能力差や全体を把握できるように、4歳児と5歳児とで2つに分けて同じプログラムをそれぞれ行いました。
当日は雨天であったこともあり、園庭で外遊びが出来なかったからか、とても元気に楽しく動いてくれました。音楽を利用したのは正解で、子ども達は音楽に合わせた運動では、思い切り全身で動いてとても賑やかでした。
将来の小学校での器械運動に備えてスムーズに技に導入できるように、上半身の力を付けられるカエル倒立傾向の運動を多く取り入れ、転がる基本技の前転を中心に練習を行いました。
年少さんでもしっかりと前転が出来る子どももいて全く出来ないという子が少なかった事は安心でした。普段から身体を動かす環境がある幼稚園のようです。
年長さんは、やはり身体も大きくなり動ける子とそうでない子の差が少し開いている感じを受けました。ちょっとポイントを教えると側転が出来る子、前転がまっすぐに出来ない、高低差での四つん這い姿勢が作れない等です。
水元幼稚園は園庭やホールは広さに恵まれているという事はありませんが、遊具は豊富にあり、利用価値はあると思われます。よく動く子動かない子で、当然その後の運動能力に差も出てくると思うので、是非継続して身体を鍛えてもらいたいです。
協力頂いた園長先生はじめ先生方、保護者の方々ありがとうございました。また、このような貴重な機会を頂き、ありがとうございました。