スポーツ選手活用体力向上事業:鳥取
1)場所 鳥取県 倉吉市立小鴨小学校
2)期日 平成22年10月7日(木)
3)指導対象生徒 1年生~6年生 371名
4)講師 渡邊光昭
5)倉吉小学校趣旨
本校の体力状況は、朝運動や業間時間のマラソン運動などの取り組みにより、年々改善の傾向にある。また、陸上や水泳の放課後練習に取り組み、お互いに切磋琢磨しながらスポーツに取り組むことに喜びを感じるようになってきた。
6)報告
平成22年10月7日(木)鳥取県は小鴨小学校へ訪問した。1年生から6年生まで総勢371名が体育館に整列し、期待と不安な表情を浮かべながらも拍手で温かく講師を迎えてくれた。
始めに校長先生より、紹介頂き、その後スポーツの楽しさやイチロー選手のように毎日物事をコツコツ積み重ねて努力することで自分が思う結果を得ることが出来るなど、スポーツを通して良い面について話をした。子ども達は真剣な眼差しで聴いている様子がひしひしと感じ取れた。
今回の指導は時間と人数の関係もあり4年生と6年生の二学年で実施した。計2コマの実施。
実施内容)
補助運動~柔軟で汗をかき、体操的で簡単な姿勢の訓練を行い、全体のウオーミングアップとした(集団指導)
●種目はマット運動と跳箱(体育館のステージを利用する)
・マット運動
補助運動でも行ったが、倒立の感覚練習として、膝を抱え込んだ姿勢で両足踏切の『おだんご倒立』を実施。逆さになることに恐怖心を持っている児童も積極的に行っており、最後は自然に通常の倒立練習(補助付き)が出来ていた。また、抱え込み姿勢の倒立を練習させていると、両肩に自身の体重を乗せることの出来る児童は一人で足を伸ばしバランスのとれた倒立を行っていた。
他に、前転の練習を行う。前転では回ることより、ゆりかごから起き上がりに意識を置き、スムーズに起き上がれるようになった後、前半部分の回転の練習に入る。最後に回る~起き上がる、をスムーズに綺麗に実施できるようになった。
・跳箱
跳箱を使用せず、体育館のステージを利用して跳箱運動を行った。
ステージと床面からの高さは、小学生用跳箱6段相当になるが、踏み切り板を利用しステージに上がることが出来れば落ちる心配が無いので、児童は思い切って走り、高さのある跳躍が出来ていた。最終的に開脚跳びの練習や台上前転などマットで行った前転の応用も試してみた。楽しさの中で子ども達の変化が見えたことは非常に良い結果が取れたと感じている。